思わずマネしたくなる 好かれる人の話し方、信頼される言葉づかい 桑野麻衣

接遇マナー講師として活躍しする桑野麻衣さんの書籍です。

桑野さんは、ANA、ディズニー、ジャパネットたかた再春館製薬所といった異色のキャリアを持った方です。

一流企業で学んだコミュニケーション技術を本書で公開してます。実際の失敗体験やエピソードで語られてるので非常に読みやすいです。

本書によるとコミュニケーションとはココロをカタチにすることと定義してます。

とてもわかりやすい形で表現できてるなと思いました。

私が普段正しいと思っている言葉遣いが実はあまりいい使い方ではなかったりして、読みながら少し恥ずかしくなってしまう時が数回ありました。

『ごめんなさい』『すみません』『失礼しました』『申し訳ございません』を使い分けられてる方はほとんどいないのではないでしょうか。ANA時代の経験を元に正しい意味を本書で解説してます。

『ごめんなさい』 謝罪の気持ちに加え、『免じて』と許しを請う気持ちを含む。

『すみません』 自分が悪いことをしたというより、特に悪気がなく不可抗力で起きてしまった、という気持ちを含む。

『失礼しました』 相手に礼儀を欠いたことに対して、お詫びと許しを得る気持ちを表現するもの。

『申し訳ございません』 申し訳がない。弁解の余地がなく、相手にすまいと詫びる言葉。

という謝る言葉にしても一つ一つ違った意味があるそうです。純粋に謝罪の際は申し訳ございませんが適切となると思います。多分この書籍に出会えてなかったら気づくこともなかったかなた思います。

この他にもコミュニケーション上達のポイントを45個にまとめて解説されてます。気になった方は是非一読してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること 鈴木貴博

ご存知の方もいるかもしれませんがAIやロボットによって労働人口の49パーセントが代替可能らしいです。

将来人間の仕事をAIが奪っていく。

そんな身近な将来を考えさせられる一冊です。

ここ数年で『AI』という言葉をよく耳にするようになりました。AIにより私たちの生活はとても便利になってきました。AI搭載の最新の家電には声で指示するだけでAIが理解し、動いてくれる物も世間に流通してます。とても便利ですがそれによって私たちの生活は豊かになるかと思いますが、結果そうではないようです。

2018年3月にアメリカで公道を自動運転試験中の車が歩行者を轢いてしまうという死亡事故が起きました。

本書でも自動運転について触れられてます。

2025年には車の運転をするドライバーのお仕事がすべてAIになるのではないかと書かれてます。個人で運転する方はとても便利にはないますがドライバーの職業の方には大きな被害が及びます。とても、AIによって豊かになったとは言えません。

ドライバーが減ると1つの業界がなくなります。それは自動車保険業界です。自動運転が世間で一般的になる頃にはほとんど事故が減ると言われています。そうなると、自動車保険業界で働く人たちは失業してしまいます。

将来的にはディストピアが待ち受けています。ディストピアとは壊滅的な未来のことです。AIによって仕事を奪われてしまう人たちが増え収入がなくなる。それにより、デフレが発生し国家は壊滅するかもしれません。

そんな未来は誰も望んでませんよね?

AIに心配なイメージを持たれてる方は読んでも損はしないと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

リピート 乾くるみ

現在の記憶はそのままに過去へ戻り、もう一度自分の人生をやり直すことができるとしたら幸せになれると思いませんか?

誰にだって失敗や思い出したくない事ってありますよね。そうゆう私も沢山あります。この世には完璧な人間などいないのですから当たり前ですが…

でも、失敗があったからこそ得るものもあるしとか考えましたが現在の記憶のまま過去へ戻れるなら失敗をなくすことが出来る上に、失敗で得たことも得られるとなるとかなり魅力的な話かなと思います。

乾くるみさんのリピートはいわゆる『タイムスリープ』物の書籍です。

就職先が決まり、卒論に追われている主人公の毛利圭介の元にある日風間という男から突然地震の予言電話がかかってきます。

当然何かのいたずらだと思い気にしてなかった毛利圭介ですが予言が見事的中。そして、風間から衝撃の告白を受けます。『未来からやってきた』と。

そして、風間から一緒に過去に戻らないかと誘われ半信半疑ながらも毛利圭介は時間旅行のツアーに参加します。時間旅行のツアーの参加人数は風間を含め10名。無事過去へ戻ることが出来た毛利圭介だったが、参加者が不審の死を遂げるところからこの物語は動き始めます。

物語の構成がすごくいいので最後まで結末が読めなくスラスラ読めると思います。

SF×サスペンスという普段読書をしない方でも馴染めるジャンルとなってますのでかなりオススメの書籍です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

化物語 西尾維新

西尾維新イラストレータVOFANによるラブコメ&ミステリー&ギャグ怪奇ファンタジー作品。

このライトノベルがすごい!」2008年度11位、2009年度6位、2010年度2位を受賞。

私が今まで読んできた中で間違いなくトップ3に入るであろうシリーズです。

物語は主人公である阿良々木暦がとある問題を抱えた少女達と出会い原因を追求し解決していくお話です。

1話ごとに異なる少女と怪異に出会います。

この怪異とは妖怪や神にあたる存在です。

少女達にはいろいろな問題があり、その結果取り憑かれ何らかの問題が発生し解決していくというのがこの物語の主な流れです。

とても、シリアスな感じがしますが実際に読んでみるとほんとにイメージを覆されます。

物語そっちのけで展開されるギャグとつっこみやラブコメ的要素がかなりのページ数をしめています。

私はそういったダラダラした展開の物語は苦手な方なのですが西尾維新さんのセンスある主人公とヒロインの掛け合いに時間を忘れて読んでしまうほどです。文章ならではの表現が多いので、活字がよく活かされているなと感じました。

かなりオススメなので興味のある方は是非一読してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ICO-霧の城- 宮部みゆき

初めまして

lucideaと申します(^^

主に、書籍、ゲームの紹介をしていきたいと思ってます。

拙い文章ではございますが最後までよろしくお願いします。

 

PS2ゲームの名作『ICO』を文壇界屈指のゲーマー宮部みゆきさんがノベライズ。

ICO』は、生け贄として捧げられた角のある少年が、城の中で言葉も通じない不思議な少女と出会い、その少女の手を引いてお城を脱出するという、言葉も音もほとんどない、とても静かなアドベンチャーゲーム

小説を先に読んだ方が後からプレイをすると小説を基にゲームが出来たと思うかもしれませんが、ゲームが先です。

宮部さんが実際にプレイして、是非とも小説にしたいということでゲーム制作側と話し合って書かれたのがこのICO-霧の城-です。

 

私も大好きなゲームの一つです。

 

PS2からPS3に移植され小説化まで…

コンテンツのすばらしさがわかります。

 

私はゲームを知っていたのですらすら読めましたがゲームを知らない人からすると
おそらく大きく印象が変わってくる作品であるのは間違いないでしょう。
もっとストレートに言ってしまうと、
「知っていないと読み辛い」と私は感じました。

 

これ以上はネタバレとなってしまいますので

ここではひかえますが私のおすすめはゲーム→小説の流れがいいかと思います。

きっとICOの魅力に気が付いていただけると思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。